こんにちは！元小学校教師「ももお」です！
今回は、教師体験記を一旦お休みして、
ももおの「転職」についてお話したいと思います。
一つの記事ではすごーく長くなってしまうので、
いくつかに分けたいと思います！
Partいくつまでいくか分かりませんが…とにかくスタート！
ももおは、中学生の時から教師を志し、
教職大学院を修了して小学校教諭となりました。
これだけ教師一本で頑張って来た、親にもサポートをしてもらってきた。
一生やり遂げるしかないですよね。
でも転職してしまったのです。
なーぜだ？
小学校の頃から漠然と抱いていた「夢」がありました。
教師を志す前に将来の夢として心に抱いていた職業があったんですね。
でもそれは、「夢」。
自分は教師をやるしか道はない。夢は夢で終わり。見るだけのもの。
そんな気持ちで教師生活を全力で駆け抜けていきました。
しかし、卒業生を出した時、ふとしてきっかけで
自分の「夢」を強く思い出してしまったのです。
それは、卒業式後の最後の学級指導。
私は特に話すことを前もって決めておらず、
その時に感じたこと、自然と出てきた言葉を送ろうと思っていました。
そして、その自分の素直な気持ちとして最後に出た自分の言葉が
自分に突き刺さったのです。
「先生は、みんながすごくうらやましい。未来しかないよな。
みんなはこれからの努力次第で、何にだってなれるんだよ？
先生ぐらいの年齢って『あの時こうすりゃよかったなぁ～』って
ずーっとそんなこと考えてる。
人生１回しかない。迷っている間にすぐ大人になっちゃう。
今しかできないことっていっぱいあるから、
やりたいことは何でも挑戦するべきだよ。」
自分で発したこの言葉が毎日自分の頭の中をぐるぐるぐるぐる回るのです。
自分に対して言ったのか？
確かに教員にはなりたかったけれど、もし、あの「夢」が叶ったら
最高の人生になることは、間違いない。
たとえ、その仕事が辛くて辞めてしまうことになったとしても、
自分が死ぬ時には悔いのない人生を送ったと言える自信がある。
そんな思いが大きくなっていきました。
そんな中、何年も闘病していた祖母が亡くなるということもありました。
「人生」・・・「一度きり」、「命」・・・「限りがある」
そんなことを強く意識する１年となりました。
そして、その翌年。
私は妻にチャレンジしたい仕事内容のプレゼンを必死に行いました。
妻は最初反対をしていましたが、大企業であること、
何よりも私の熱量におされ、転職活動の許可を出してくれました。
あとからの話ですが、そんな企業から「どうせ内定はもらえないだろう。」
とも思っていたそうです。笑
そこから急ピッチで準備をしました。
平日授業をして土日や夏休みにエントリーシートの推敲や
Ｗｅｂテストの勉強、企業研究を行いました。
しかし、そんな時に限って、
「転職をしたい！」という気持ちとは裏腹なことが起こります。
そうです。
クラスの子たちがものすごくかわいいんです。
今までどちらかと言うと、ツラい経験の方がだいぶ多かったのですが、
なんでこのタイミングでこんなに充実するんだ。
今までもった学級の中でダントツに楽しいではないか。
これは、自分の教師としての経験年数が長くなり、
ある程度の学級経営が行えるようになったからだと思います。
「もしかしたら、これからずっとこんなに楽しい生活を送れるのか・・・。」
「この楽しさ、そして公務員という立場を捨てていいのか・・・。」
そんなささやきが聞こえてきました。
しかし、目先の楽しさに惑わされてはいけません。
人生 という単位で考えなくては。
定年退職まではまだまだあります。
来年度からは主任教諭。
主任教諭になってすぐに「転職します！」
こんなに職場に対して迷惑なやついません。
どうせ転職するならみんなに「おめでとう！頑張ってこいよ！」と言われたい。
やはり、今年しかない！！
年齢的にも今年がラストチャンスぐらいだろう…。
と自分に発破をかけ、努力を続けました。
それでも、教師としての毎日が楽しすぎて楽しすぎて、
何度も転職活動をやめそうになりました。
そんな時は、あまりいい気分ではありませんでしたが、
「長期的な目で見た教師のマイナスポイント」
をひたすら考えるようにしました。
さあ、「ももお」がずっと感じていた教師のマイナスポイントとはいったい・・・！？
後編へ続く！